パネルソーキットの特長

直動ユニット2分割方式により、小さなものから大きなものまでがセット可能


丸ノコを取付ける直動ガイドユニットが2つに分かれているので、小さなものから大きなものまでさまざまな大きさの丸ノコを取付けることができます。

この写真の大きい方はノコ刃直径335ミリ、(この直径だと切断できる厚さは113ミリ ちなみに当工房の大型パネルソーの最大切断厚さは58ミリ)小さい方の直径は145ミリです。さらに丸ノコ以外にルーターやトリマー、他に様々な工具を取付けることができます。

普通のパネルソーでは困難な硬木の厚物縦切りができる

通常のパネルソーはノコ刃が動力により自動で降りてきます。切る材料があまりに硬いものだと、センサーが過負荷を検知してメカ保護のためノコ刃を引っ込めてしまいます。

モーターなどのメカを保護するにはいいのですが、結果として切れません。

特に広葉樹の硬木の厚物の縦切りはできません。縦引きの刃を使えば別ですが、いちいち刃を取り替えるのは大変な手間です。
(ノコ刃の昇降スピードが変えられるものはこの限りではありません)

ところが、パネルソーキットではウエイトによりバランスした手動式なので、その丸ノコの能力に合った切削速度でコントロールでき、結果として切れてしまいます。これは、工房で両方を使ってみて始めて分かったことで、本当におどろきました。

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おまけに適当にウエイトを加減してやれば、半自動のように全くの手放しで切れます。したがって、ケガはできません。

コアキットからの完全自作から、すぐに使えるものまで5段階から選べる

モノをつくる加工機械を作るということにはまた格別の楽しみがあると思います。パネルソーキットは、コアキットをベースに一から作り上げるというDIYを念頭に作りましたが、いやいや直ぐに使いたいんだという方や、プロの方でパネルソーはあるけれど、いろいろ使えるサブのパネルソーとして使いたいという要望に対応して、コアキットから丸ノコ付完成品までをラインアップしました。

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長手の留や溝加工が手軽にでき、さらに両面バリなしのケビキ加工もできる

長い距離の留加工や溝切り、さらにケビキカットなどもできます。あるいはトリマーを取り付けて、広い面のザグリなども自在です。

さまざまな工具を取り付けられるので、工夫次第で加工の可能性がぐんと広がります。

木屑や砂塵の中でも使用できるメンテナンスフリーのベアリング

普通のパネルソーなどの直動ガイド部にはグリス等の潤滑が不可欠ですが、この樹脂ベアリングは泥濘や砂塵の中でも作動するように設計されているので、木屑のなかでも潤滑不要でメンテナンスフリーです。

コンパクトかつ軽量で可搬性に優れるものが作れる

目的に合わせて自由な形、材質で作れるので、例えば一人で現場に持ち込むというような形状も作ることができます。